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Unao
^02月28日(日)-20:21

はじめまして。Step Beatを全編、読ませていただきました。
まだ自分の中でちゃんとした形にはなっていないのですが、今、抱いている感想をとりあえず文章にしようと思い、こうして書き込ませていただきます。

読了後、最初に浮かんできたのは「痛み」でした。次に浮かんで来たのは「不条理」「やるせなさ」「怒り」「諦念」などの負の感情。最後に浮かんできたのが「変わらない世界」でしょうか。

あとがきまで読ませていただいて、上記のような感情を抱いたことに納得しました。
「ああ、なるほど。これは作者さんの心の闇を表現した作品なんだな」と。
この作品は、商業ベースには決して載らない類のものでしょう。ネット小説だからこそ、こうして読むことが出来た作品だと思いました。

何故ならば、「万人が望むような救い」がこの作品にはない上に、作者さん自身がそれを書くことに対して拒否感を持っているように感じたからです。これは物語の形を取った、「作者さんの心の叫び」なのではないか、と強く感じました。
だからこそなのでしょう。作者さんの分身とも言える瑞樹と蕾夏に、「救い」ではなく「解放」というラストを用意したのは。
「救い」という、「デウス・エクス・マキナ」に頼るのではなく、「解放」という自力での昇華を作者さん自身が望んでいるんだな、と強く感じました。

これから続編(?)である「「そら」まで何マイル」を読ませていただき、読了後にまた書き込みたいと思います。
乱文になってしまいましたが、今回はこれで失礼します。
以下は返信
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U結城とも
^03月10日(水)-23:38

naoさん、いらっしゃいませ。

>何故ならば、「万人が望むような救い」がこの作品にはない上に、作者さん自身がそれを書くことに対して拒否感を持っているように感じたからです。

あー、そうですね。それに近いものは、あるかもしれません。
拒否感がある、というより、単に「100人いたら100人全員にとって正解な“救い”や“結論”なんてない」と思ってるんですよね。
マジョリティが賛同しやすいエンディングにするのは楽っちゃあ楽ですが、飽くまで「瑞樹や蕾夏に話を限定するなら」、あのエンディングがもっとも現実的で、彼ららしい結論だった、ということです。
あと、マジョリティが望む結論に対するアンチテーゼ、ってのもあるかも。いくら周りがOKだと言っても、本人が納得してなかったら、それは何の救いにもならないんだよ、っていう。

「そら」は「そら」で、かなりの問題作品ですので、お読みになった感想がどうなるか非常に不安です(^^;
よろしかったら、また是非投稿をお願いします。
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